一人ぼっちの遊星人X

映画、アニメについて垂れ流します 感想ブログなのでネタバレ大有り、あらすじ省略です。

ネタバレあり!ターミネーター/ニューフェイト 感想

ご無沙汰してます。遊星人です。

 

待ちに待ったこの映画、仕事も休みを取ってみてきました!

 

ターミネーター/ニューフェイト

f:id:harudog4645:20191108174649j:image

 

一番好きなターミネーターシリーズはと聞かれて2とは答えず1と答える人間ではありますが、もちろん2は大好きなので、その正当な続編が出ると聞いた時からかなり楽しみにしてました。

ちなみに世間的に評価が底辺まで落ちてる3、大人の事情で続編の叶わなかった4、完全に別物として作りそこそこと言われる5、どれも好きな映画です!これも軽く触れつつニューフェイトの感想を述べていきたいと思います。

 

さて、真っ先に思った感想はやはり『帰ってきた』でした。

前情報も高評価、その意見で最も多かったのが帰ってきたと言われており、シナリオ、キャラ云々よりも何が帰ってきたのかが気になっていたのですが、

今回『帰ってきた』のはやはりジェームズ・キャメロンでした。

 

そもそもT2が人気のある理由として私が考えるのは、T1で敵だったシュワちゃんが味方となってT-1000と戦うという少年マンガのような胸熱展開、そして重大な使命を受けたサラ・コナーが母親となり、今まで名前しか出ていなかった救世主、ジョン・コナーがついに登場し、(システムが上書きされてるとはいえ)敵であるはずのシュワちゃんとの友情を築くという、この後に作られるどんな作品にも影響を与えるストーリーの重厚さ。これこそが人気の理由ではないか。

そして3以降のシリーズがT2を超えることが出来ないのもここに理由があるのではないかと。

全体的に薄っぺらいともっぱら言われているT3なんかは、T2のような話が見たかった大衆からしたら酷評されてもしょうがないですし。

個人的に好きなんですけどね、T4。小出しにされてウズウズしていた核戦争後の世界が舞台で、ちょくちょく突っ込みどころがあるとはいえ、しっかりと描いてくれてたと思うんです。

 

さて、話がそれましたがそのシナリオを作ったジェームズ・キャメロンが製作総指揮に帰ってきました。もうこれは期待しかない!とはいえ、T2から18年という時間が経っている以上、それをしっかり持ち直すことができるのか?期待が9割不安1割で公開日を迎えたわけです。

 

結論から言って、面白かったです!!お帰りジェームズ・キャメロン!!

今回感じた面白さは、T2あってのものだなと。正統続編という言い方はそれ以降の好きなターミネーターシリーズが貶されてる気がして正直そんなに好きじゃなかったですが、これは紛うこと無き続編であると感じました。

別に話が繋がっているからとかそういうわけではなく、キャラクターの設定、立ち位置、世界観、信念、そう言ったもの全てがT2から引き継がれているなと。

 

初っ端ジョンが殺された時は一体どうなることかと思いましたが……

今の技術って本当にすごいですね、あのシーンに出てくる三人ともほんとに当時のままでてきて絶対こんなシーンなかったと思いつつも錯覚してしまうほど。

そしてジョンが死んで、ほんとにどうなってしまうんだ?!というスタートから、お決まりの未来人転送、今回のヒロイン、ダニーのサラッと紹介、そして敵ターミネーターのRev-9の転送までかなりスムーズに、しかし的確に説明しつつ、ダニーとRev-9と助けに来たグレースの初対面、そして毎度の見せ所、壮大なカーチェイス。ここまではファンサービスとしか思えないくらいのコテコテの展開。堪らなかったですね。

そして満を辞してサラ・コナーの登場です。

あの名台詞がちょっとクサかったですが、毎度しつこいぐらいに入れてきてたので、今回は少し捻りがあってよかったなとも思いました。

 

あらすじを説明はしないときめているのですが、ここまでの流れがもう既にテンションブチ上がりで完璧だったので、一気に捲し立ててしまいました。

ここからは感想を述べていきます。

 

まず第一に、まだくるの?!というくらいほんとにしつこくしつこくRev-9が追いかけてきます。これぞターミネーターの醍醐味、倒しても倒してもずっと追いかけてくる。T1好きの私からしてもしつこい!といいたくなるくらいに何度もシーンを変えて襲ってきました。最高ですね。

 

そしてシュワちゃんことT-800の変わり様ですね。

T2でジョンと一緒に過ごしたT-800とはもちろん別個体ですが、今回とんでもなく人間臭くなってます。これはただの主観ですが、ジェームズ・キャメロンの描きたかったロボット像って、こういうことなんだろうなっていうのを感じました。決して心があるわけではないんです。家族への愛情があるわけじゃない。ただ、ジョンを殺してミッションコンプリートな個体に、生きがいを与える。そしてその生きがいの為にだったら何でもやる。ここに感情のある無しが重要でしょうか?ここで感情が芽生えたって言われたら逆に興醒めですよね。そこを上手くまとめたなーというのが感想ですし、今回ブログで語りたいと思った要因でもありました。

最初登場した時はあまりに人間臭くて????となりましたし、シュワちゃん久しぶりでT-800の演技を忘れたのかと思ってヒヤヒヤしましたが。

 

もう一つ、今回書きたいのがサラとダニーの関係性です。サラは最初ダニーが自分と同じ聖母マリアだと思い、見てられなくて助けてる感じでしたが、ダニーがストーリーの中で成長し、その人間性を発揮して、グレースから真実を告げられた時、この子はジョンだ…というところ。

これもただのターミネーターハンターとして自暴自棄に生きていた中で芽生えた新たな希望です。生きがいです。今回はT-800といい、サラといい、生きがいを失った大人達に新たな希望を与えるというのがこの映画の描きたい物の一つだと思います。

このメッセージ性、深読みかもしれませんが、たとえそうだとしても思うところがあるいい映画だと思いました。このメッセージ性を感じた時に、私は『帰ってきた』と心の底から思えました。

あとダニー可愛い。

 

更には今回のアクションシーン、今まではロボット対ロボットの肉弾戦だったのでスピード感はそこまでなかったのに対し、今回のグレースは強化人間。

肉弾戦がスピーディかつスタイリッシュになり、美しいという印象を受けました。というかかっこいい!

サラ・コナー、グレース、シュワちゃんことT-800の三人がかりで戦うシーン、正直見てて負ける気がしなかったです。強すぎ。化物同士の戦いの中でサラ・コナーが見せる見せる。一番かっこよかったのはやっぱりリンダ・ハミルトンでしたね!

 

最後に、今回の未来世界の世界観が、T4の影響を受けてるなと感じれたのがすごく嬉しかったです。映画としては芳しくなかったかもしれないですが、あの独特のくらーい世界観がとても好きだったので、グレースの回想シーンでの灰色がかった世界が見れた時、とても胸が熱くなりました。

あとRev-9が未来世界で暴れまくってる所、超絶かっこよくてそこでも胸が熱くなりましたけど。

 

以上かなと!書きたいことが山ほどあって小論文になりそうなので、これぐらいにします!

兎にも角にも大好きなターミネーターシリーズがこれで興行収入的に復活し、今後もシリーズが続いていくことを切に願います!!

 

点数は8点!

 

おやすみなさい!

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレあり Search 感想

こんにちは。遊星人です。

今回感想を書きたいなと思った映画はこれ。

 

f:id:harudog4645:20190308194301j:image

 

ようやく観れました、「Search」!

公開前の予告からずっと観たかったんですが、なかなか時間が合わず…

満を辞してBlu-rayがリリースされ、速攻でレンタルしてきました!

 

 

面白かった…

 

好きな映画の傾向として、後味が悪くてオチも抽象的で意味を考えるたり製作者の意図を読み取る、みたいな映画が好みなんですが、これは答えも明確に提示されてるしなんならハッピーエンドなのに面白かった!って言える映画でした。

 

まずPCの画面だけで全てが進んでいく、この撮り方自体はSNSホラー映画「アンフレンデッド」などでも使われていた手法なので、全く新しいということはなかったですがまだ新鮮ですね。低予算ながら面白くしようという気持ちが見事に成功してると思います。

 

 

そしてなによりもサスペンスとして大事な謎そのものが難しい!

これは最後までみて

おーっ…

という声が漏れるくらいにやられました。

スリードに次ぐミスリード、そして完璧な二段オチ。素晴らしかったです。

 

ぶっちゃけ弟が怪しいくらいまではなんの根拠も無しに思ってたのですが、ハッパをやってるあたりをちゃんと序盤に匂わせたりしていてそこも納得のいくミスリード。してやられました。

 

そして全てが終わったかに思わせて、広告から真相に気づくシーン、まてよ…?と考えている間の取り方がすごくリアル。もはや気持ちいいですね。

 

ただここで、なぜ刑事が立候補したのか、そしてなぜ殺したのかが、正直繋がらず、成り行きを見守っていると、

 

あああああああっ…

 

となりますよね。あのオチ。

ちゃんと伏線張っていたんです。息子の嘘の募金活動の話のところで。

しかもそれに向かって主人公、キムさんが

「あなたが担当でよかった。」

って言ってるあたりの皮肉の聞き方が最高でした。

 

 

ここまで映画として、伏線の貼り方とかPC画面で全編とってるとかいいところのお話でしたが、この映画をストレートによかったと思えるところは、

 

散々疑われてた(そう仕向けられてた)娘の行動が、お母さんを亡くした辛さを人に味あわせないようにするための行動だったというオチがなによりも感動しました。私家族物や動物物が感情移入しすぎちゃって苦手なタイプなんですが、これはもうほんとにストレートに心に突き刺さって、それだけでもお釣りがくるシナリオだなぁとなりました。

 

以上、逸る気持ちのまま書きましたが、興味が出た方、是非見て見てください!

 

今回の点数は

8点!

 

 

Frozen2 予告!

こんにちは。遊星人です。

 

映画についてのブログを書こうと駆け出し、2つ目の記事で予告の話をするのもどうかと思いましたがどうしても気になったので

 

Frozen2、アナと雪の女王2の予告、ご覧になられましたでしょうか?

 

https://youtu.be/eSLe4HuKuK0

 

かなり衝撃的な予告になっていると同時に、こんなにワクワクする予告も久しぶりにみると感動しました。

 

私、映画館で映画をみたい最大の理由が予告でワクワクできるからなんです。

 

この映画面白そう!これも映画館でみよう!って思える予告って、本当にいい予告だと思うんです。そういったワクワクがこの予告には詰まってました。

 

私はディズニー映画は昔から好きですが、とりたててアナと雪の女王が好きというわけではなく、今回もお、予告でたんか。くらいの気持ちでみて2分間の動画で圧倒され、早くみたい早くみたいとなりました。

 

全体的に暗く、アベンジャーズみたいな雰囲気がありそれが狙いなのもわかっているのですが、所々に見えるディズニー感、そして希望を持たせる展開をする音楽と共にタイトルがでてくるところ。

さすがですね、これ以上なにも情報はいらないです。むしろこのままの気持ちのまま映画がみたいですね。

 

おそらく内容としても終始こんな暗い感じではなく、ちゃんとアナ雪するとは思うのですが、兎にも角にもこの2分間は宝箱のような時間で幸せな気持ちになりました。

 

興奮冷めやらぬ勢いで書きましたが、これは素晴らしい予告でした。

 

 

ネタバレあり! ブッシュウィック-武装都市- 感想

みなさん初めまして 遊星人です。

 

毎日のように映画を見ていて思ったこと、感じたことをアウトプットする場が少なく鬱憤が溜まっていたので、ブログという形で残せたらなと思い始めてみました。

基本的に感想が書きたいので、あらすじの説明やネタバレ配慮をせずにさらけ出すかとも思いますので、あらかじめご了承下

 

ブログ自体が初めてなので読みづらいところなどもあると思いますが、今後ともよろしくお願いします。

 

 

さて、記念すべき一作目を何にするか迷い、最近見た中で心に残った映画を思い返した時にスッとでてきたのがこちら

 

f:id:harudog4645:20190210033611j:image

 

ブッシュウィック-武装都市-

 

でした。

 

戦争パニック物とでもいうべきか、いきなり攻撃ブッシュウィックに住む人々と謎の軍隊との戦いを、一筆書きのようなカメラワークで、何回かカメラの切り替えはあったもののほぼワンカットに感じる作りで臨場感のある作品になっていました。

 

そしてこの映画が心に残った理由、それは個人的にあらゆる意味で先が読めずに裏切られ続けた映画でした。

 

主人公は女子大生。彼氏とおばあちゃんの家に向かうために利用した電車を降り、ホームに降り立ったところからスタートするこの映画、冒頭数分で彼氏が吹き飛びます。ここでまず二人で逃げるんじゃないんかいとなります。

 

そしてその死を悲しむのもつかの間、外に助けを求めに向かう過程で割とすぐ彼氏のことは忘れるメンタルの強さを見せる主人公。

 

そのあともちらほら彼氏の話は出るものの、あんまり悲しんだ様子もなく、途中で死んでるおばあちゃんを発見し、それを妹に伝えるところも冷静そのもの。

 

うーんメンタル強すぎる。

 

終始こんな感じで主人公に襲いかかる悲劇もなんのその、超絶メンタルで全て乗り越えていく主人公。

これが一見気になるのですが、自分も街もパニック状態だと落ち着いて考える時間がないのも理解できるので鼻に付くことなくすんなりみれたかと思います。

 

 

そしてもう一人の主人公、途中で合流する元軍人のおじさま。この人の死に方が最近見た中でかなりショッキングな死に方でした。

 

自分の過去を打ち明けてすっきりして、ついでにトイレにいってすっきりしようとしたところをただの臆病な一般人に撃たれて死ぬ、しかもこれが画面の隅っこで行われてる撮り方がすごくリアルでショッキングでした。このシーンだけでこの映画みてよかったと思える完璧な画角でした。

 

 

あとはやはり大筋の話として、謎の軍隊の正体が独立したアメリカのいくつかの州で、主人公の妹が「南北戦争をまたやるの?!」みたいに言うところ。このセリフ1つで今現在がどういう状態なのかハッキリさせてくれました。

北朝鮮が攻めてくる映画があり、そのイメージで見ていたのでまさかアメリカが内部分裂する映画とは…と結構度肝を抜かれました。この風刺的な設定はなかなか攻めてますね。

 

そしてやはりラストシーン、絶対妹が死ぬと思っていたのに主人公が死んだのは普通にびっくりしました。以上。

 

 

 

長々と書きましたが、トータルで見ると結構ポイントの高い好きな映画でした。評判はあまり良くないようですが、私は好きでした。

 

今後10点満点で自分なりに点数をつけようとおもっています。

このブッシュウィック-武装都市-

 

7点!