ネタバレあり! ブッシュウィック-武装都市- 感想
みなさん初めまして 遊星人です。
毎日のように映画を見ていて思ったこと、感じたことをアウトプットする場が少なく鬱憤が溜まっていたので、ブログという形で残せたらなと思い始めてみました。
基本的に感想が書きたいので、あらすじの説明やネタバレ配慮をせずにさらけ出すかとも思いますので、あらかじめご了承下
ブログ自体が初めてなので読みづらいところなどもあると思いますが、今後ともよろしくお願いします。
さて、記念すべき一作目を何にするか迷い、最近見た中で心に残った映画を思い返した時にスッとでてきたのがこちら
でした。
戦争パニック物とでもいうべきか、いきなり攻撃ブッシュウィックに住む人々と謎の軍隊との戦いを、一筆書きのようなカメラワークで、何回かカメラの切り替えはあったもののほぼワンカットに感じる作りで臨場感のある作品になっていました。
そしてこの映画が心に残った理由、それは個人的にあらゆる意味で先が読めずに裏切られ続けた映画でした。
主人公は女子大生。彼氏とおばあちゃんの家に向かうために利用した電車を降り、ホームに降り立ったところからスタートするこの映画、冒頭数分で彼氏が吹き飛びます。ここでまず二人で逃げるんじゃないんかいとなります。
そしてその死を悲しむのもつかの間、外に助けを求めに向かう過程で割とすぐ彼氏のことは忘れるメンタルの強さを見せる主人公。
そのあともちらほら彼氏の話は出るものの、あんまり悲しんだ様子もなく、途中で死んでるおばあちゃんを発見し、それを妹に伝えるところも冷静そのもの。
うーんメンタル強すぎる。
終始こんな感じで主人公に襲いかかる悲劇もなんのその、超絶メンタルで全て乗り越えていく主人公。
これが一見気になるのですが、自分も街もパニック状態だと落ち着いて考える時間がないのも理解できるので鼻に付くことなくすんなりみれたかと思います。
そしてもう一人の主人公、途中で合流する元軍人のおじさま。この人の死に方が最近見た中でかなりショッキングな死に方でした。
自分の過去を打ち明けてすっきりして、ついでにトイレにいってすっきりしようとしたところをただの臆病な一般人に撃たれて死ぬ、しかもこれが画面の隅っこで行われてる撮り方がすごくリアルでショッキングでした。このシーンだけでこの映画みてよかったと思える完璧な画角でした。
あとはやはり大筋の話として、謎の軍隊の正体が独立したアメリカのいくつかの州で、主人公の妹が「南北戦争をまたやるの?!」みたいに言うところ。このセリフ1つで今現在がどういう状態なのかハッキリさせてくれました。
北朝鮮が攻めてくる映画があり、そのイメージで見ていたのでまさかアメリカが内部分裂する映画とは…と結構度肝を抜かれました。この風刺的な設定はなかなか攻めてますね。
そしてやはりラストシーン、絶対妹が死ぬと思っていたのに主人公が死んだのは普通にびっくりしました。以上。
長々と書きましたが、トータルで見ると結構ポイントの高い好きな映画でした。評判はあまり良くないようですが、私は好きでした。
今後10点満点で自分なりに点数をつけようとおもっています。
7点!